正しい情報、サポート、ケアがあれば、ほとんどのお母さんは母乳育児ができ、赤ちゃんのために十分な母乳が出ます。
母乳量を増やすには
追加授乳
赤ちゃんがあなたの胸からミルクを出すたびに、胸にはもっとミルクを作ってというメッセージが届きます。
例えば、3~4時間おきに授乳している場合(授乳開始から次の授乳開始まで)、その間に少し多めにおやつをあげてみてはいかがでしょうか。
授乳後に赤ちゃんが落ち着かない場合は、一旦休憩し、20~30分後にもう一度「追加授乳」をしてください。 母乳の量が増えるので、もう一度授乳することで母乳の出がよくなります。
また、夜間の授乳を増やしたり、夜間の授乳回数を増やしたりするのもよいでしょう。 夜間はプロラクチン値が高くなるので、夜間の授乳回数を増やすと母乳量が増えるかもしれません。
赤ちゃんが長い間眠っていたり、全体的に眠くて頻繁に授乳をしない場合は、赤ちゃんを起こして授乳してみるのもよいでしょう。 また、眠りの浅い赤ちゃんは、眠ったまま授乳することもあるので、赤ちゃんが動き回ったり、まぶたがチラチラしているのを見たら授乳してみるのもよいでしょう。 こうすることで、おっぱいの水分が十分に抜け、母乳の出がよくなります。
授乳中や搾乳中に胸をマッサージしたり圧迫したりすると、母乳の流れや排出を助けます。
スキンシップ
赤ちゃんとのスキンシップは、プロラクチンとオキシトシンを刺激するため、母乳量を増やすのに有効です。
授乳中のスキンシップは、上着とブラジャーを脱いで、おむつをつけた赤ちゃんを胸に抱くだけで可能です。 寒いときは毛布を巻いて暖かくしましょう。
リラックスできる快適な環境
授乳中はリラックスしたほうが母乳の出がよくなります。 椅子やベッドが快適であることを確認し、気が散るものを取り除くようにしましょう。 例えば、携帯電話の電源を切ったり、ドアに「Do not disturb」のサインを貼るなどです。 自分用の水も用意しておきましょう。
自分の体調を整え、十分な休息をとることが大切です。
薬
プロラクチンのレベルを上げ、母乳の出をよくする薬を処方されることがあります。 かかりつけの医師に相談してください。