氷河と流氷の違いとは?

南アメリカ・アルゼンチン沖の氷河。 (glacial; snow; ice; blue ice; melting glacier)

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確かに氷河も流氷も北極圏に見られる大きな氷の塊ですが、両者の間には大きな違いがあります。 基本的に氷河は陸上で発生し、流氷は外洋で発生する海氷の一種です。

氷河は雪などの固体降水が再結晶化し、融雪期でもあまり融けないことで形成されます。 降った雪は長い年月をかけて圧縮され(温度と湿度に依存する速度)、氷になります。 また、氷河はその底にある雪解け水が再凍結することによって質量を増すこともある。 氷河は主に降雪によって作られるが、雨やあられ、氷霜、霧氷などが凍結することによっても成長することがある。 氷河は、北極、南極、温帯、熱帯の高山に分布している。 南極大陸やグリーンランドなど、広い国土を覆うように連続的に広がる氷河は氷床と呼ばれる。 同じようなものでも、より小さいものは氷冠と呼ばれる。 氷河の動きを方向づける道筋の中にあるものは山岳氷河、氷河地帯のふもとの平地に広がるものはピエモンテ氷河、氷河地帯から海上に広がるものは棚氷である

一方、流氷は海水が凍ったものである。 流氷は海水が凍ってできたもので、波の静かなところでは、フラジルと呼ばれる水分の多い結晶の懸濁液が凍ってシート状になり、さらにコンジェレーションと呼ばれる底面凍結によって成長し続ける。 さらに乱流になると、フラジルの結晶が集まり、パンケーキ状になる。 さらに乱流下では、フラジルの結晶が集まってパンケーキ状になり、それが厚みを増して積み重なり、最終的に流氷になる。 流氷は移動性が高く、海面を漂っている。 南極海の流氷は、北極海の流氷とは組成もライフサイクルも異なっている。

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