さて、ここでα-β軸索の中心過程上の2点識別、振動、意識的固有感覚(非常に重要なもの!!)に関する情報が入ってきました。 α-β軸索の中心突起が脊髄に近づくと、後根の内側部分と呼ばれるところを移動します(この内側部分の繊維群は、後根の横方向にある他の中心突起と対比されることになります)。 背側フニクルスに入ると、αβ軸索は髄質に向かって飛び出し、そこでシナプスを形成する。 髄質は脳幹(中脳、橋、髄質)の最も尾側にあり、脊髄のすぐ吻側に位置している。 覚えておいてほしい–後根や脊髄にはシナプスはないのだ。 また、軸索は脊髄で交差していない! 軸索は細胞体と同じ側(IPSILATERAL;ipsi=L., same; latus=side)の髄質で終 末する。 礫核と楔核の細胞は視床に投射し、その情報は体性感覚皮質に伝達され、知覚される。 詳しくは後述します。
後柱系には、fasciculus gracilis と fasciculus cuneatus (fasciculus = L., little bundle; gracilis = slender; cuneatus = wedge) と呼ばれる2つのコンポーネントがあります。 αβ線維の中心突起は、後根神経節T7以下から生じている場合は、束状のgracilis内を走行する。
Fasciculus gracilis と fasciculus cuneatus は、このように細胞体が IPSILATEAL DORSAL ROOT GANGLIA にあるα-β軸索で構成されています。 つまり、細胞体は筋膜と同じ側にある。 背側コラム系の線維は脊髄で交差せず、最終的には髄質でシナプ スを形成することを述べた。 このコースでは髄質を後ほど取り上げますが、グラシル筋群の軸索はグラシル筋群の同側核で終端し、楔状筋群の線維は楔状筋群の同側核でシナプスすることを知っておくとよいでしょう(大きな驚き)。 この下位=中位の空間的関係は、2つの筋膜だけでなく、各筋膜の個々の線維にも当てはまる。 このように、筋繊維の内側に位置する繊維は、尾骨背側根から生じ、外側に位置する繊維はT7背側根から生じている。 楔状筋では、最も内側にある繊維はT6後根から、最も外側にある繊維はC2後根から生じている(C1は純粋な運動神経であり、したがって後根神経節がないことを総解剖学で思い出したか!!!)。