fibrous polypまたはanal tagとも呼ばれ、肛門病変の中で最も頻度が高く、歯状線、肛門粘膜または肛門周囲の皮膚に見られる。 線維上皮性ポリープは、裂孔や瘻孔などの局所的な炎症を伴うことがある。 肉芽腫は、クローン病の症例では、スキンタブの約3分の1に見られる  。 その他、血栓性痔核の最終段階と考えられるが、痔核血管の残存や以前の出血の徴候はほとんど認められない。 肛門疾患の有無にかかわらず、その発生率はほぼ同様であることから、ほとんどが特発性であると考えられる。 肉眼的には、ポリープは球状または細長く、直径は数mmから4cm程度である。 表面は白色または灰色で、表層に潰瘍を形成することもある。 組織学的には,扁平上皮に覆われた線維性間質からなり,通常,やや過形成で,角化することもある。 間質は多かれ少なかれ密で,しばしば2個以上の核をもつ線維芽細胞や相当数の肥満細胞を含んでいる。 神経細胞の過形成は一般的な特徴である。