Frank’s sign: a coronary artery disease predictor|BMJケースレポート

Description

濾胞性リンパ腫の69歳男性が化学療法を開始するために入院してきた. 身体所見では、図1、2に示すように、前胸部正中切開瘢痕、両側耳たぶ斜め後方に45°に走る皺が認められた。 問診の結果、10年前に単回冠動脈バイパス手術の既往があることが判明した。 病歴、検査ともにFrank徴候と一致する。 1973年に初めて報告されたFrank徴候は、冠動脈疾患の皮膚学的予測因子であると考えられている1。35年間の大規模な集団前向き研究において、虚血性心疾患および心筋梗塞の増加との有意な関連が報告されている2。循環フリーラジカル酸化ストレスは、皮膚学的変化および血管内膜厚増加の説明となると推測されている3。 本症例は心臓の症状はなかったが、冠動脈疾患の既往があり、高齢であることから、外来でプライマリーケア医による定期的なフォローアップとリスク低減のための管理を行うことが推奨された。

学習ポイント

  • フランク徴候とは、耳介から耳介まで45°後方に伸びる斜めの耳たぶのしわで、動脈硬化性疾患の予測因子であると仮定されている

  • 大規模集団前向き研究で、虚血性心疾患と心筋梗塞リスクの増加とフランク徴候の著しい関連が示されている。 3054>

  • 動脈硬化を予測する信頼性の高い臨床的相関は、リスクの高い患者を特定するために必要である。 フランクサインは60歳未満の成人の身体検査所見として有用である。

図1

右耳

図2

左耳

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