Erivedge®

Erivedge (vismodegib) for Advanced Basal Cell Carcinoma

Erivedge® (vismodegib) はファーストインクラス経口投与用低分子化合物で、Smoothenedという蛋白質を標的としてヘッジホッグ情報伝達経路を選択的に阻害する設計になっています。 ヘッジホッグシグナル伝達の無制限な活性化をもたらす遺伝子変異は、基底細胞腫(BCC)や髄芽腫に認められます。 ヘッジホッグ経路における異常なシグナル伝達は、BCC症例の90%以上に関与しているとされています。

Erivedge®は、2003年にキュリス社とジェネンテック社が締結した提携契約に基づき、ジェネンテック社が、がん治療を含むヒト治療用として低分子および抗体ヘッジホッグ経路阻害剤を製造、使用、販売、輸入するための独占的、世界的、ロイヤリティ付きライセンス(サブライセンス権付き)を取得し、ロシュ社と共同で開発・商品化されています。

Erivedge®は、米国、欧州連合加盟28カ国をはじめとする世界各国で、進行性BCC患者への使用が承認されており、また、米国、欧州連合加盟28カ国、その他数カ国でも、進行性BCC患者に使用することができます。

BCCは、欧州、オーストラリア、米国で最も一般的な皮膚がんの一種です。 米国がん協会によると、米国では毎年約200万人がメラノーマ以外の皮膚がんと診断されていると推定されています。 そのほとんどが基底細胞癌です。 BCC病変の大部分は皮膚の小さな領域に限局しており、日常的に手術で対処されます。 診断された患者さんの約1.5%を占めるとされる進行性BCCでは、手術や放射線治療後に同じ場所に再発するか、感覚器(耳、鼻、目)、骨、その他の組織など周囲の領域にさらに病変が進行しています。

ポスター・発表

1J Clin Oncol 29. 2011; (supple; abstr e16517)

ERIVEDGE は、転移性基底細胞癌、または手術後に再発した局所進行基底細胞癌、または手術の候補ではなく、放射線の候補ではない成人の治療に適応されています

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