【6%過酸化水素と35%過酸化水素の比較対照試験】

はじめに。 最近、欧州では歯のホワイトニングに関する規制が変更され、専用器具を用いた6%過酸化水素の使用が第一選択の治療法となっています。 この対照、無作為、並行、盲検の6ヶ月前向き研究の目的は、この歯のホワイトニング治療方法と35%過酸化水素を使用するオフィスでの治療方法を比較することです。

材料と方法:この研究には、75人の健康なアメリカ人(18-62歳)が参加した。 参加者は3つのグループに分けられた:6%過酸化水素グループ、35%過酸化水素グループ、そしてプラセボコントロールグループである。 ホワイトニングは、カラーシェードがA3以上の無傷の前歯に対して行われた。 治療前、治療直後、3ヶ月後、6ヶ月後に管理色計測を行った。 歯周病の臨床的指標、口腔粘膜の変化、副作用、参加者の満足度、が記録された。

結果 6%群では、治療直後、3ヶ月後、6ヶ月後の色調変化は、それぞれ2.37、2.17、1.95であった。 35%群における治療終了直後,3ヵ月後,6ヵ月後の歯の色調変化は,それぞれ3.68,2.60,1.70であった. 両群ともベースラインの色調と治療後の色調には統計的に有意な差が認められた. 治療後3ヶ月、6ヶ月では安定した結果が得られた。 治療直後は両群間に統計的に有意な差が認められた(p < 0.0001)。 治療後3ヶ月と6ヶ月では、両群間に統計的な有意差は認められなかった(p > 0.5000)。 口腔粘膜の刺激,火傷,歯の知覚過敏などの副作用は軽度であり,介入することなく消失した. 高い満足度が記録された。

結論 6%の過酸化水素のみを使用した専用装置を用いて、歯の色調を大幅に改善することができる。 このホワイトニング法は,オフィスホワイトニング後,特に着色がひどい場合に自宅での継続治療,オフィスホワイトニングの治療結果の維持,あるいは予算に限りのある患者へのOTCホームホワイトニングとして,歯科医師にとって有用であると思われる.

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