赤ちゃんに必要な粉ミルクの量

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赤ちゃんのお腹

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毎日どれだけの粉ミルクをあげたらいいか迷うことがありますよね。 赤ちゃんの年齢や体重、粉ミルクだけを与えているか、母乳と一緒に与えているか(混合栄養)、固形物を与えているかによって、適切な量は異なります。
ここでは、赤ちゃんに与える粉ミルクの量を考える際のポイントをご紹介します。

お腹がすいたらどうすればいい? 赤ちゃんの合図を見逃さず、それに応えてあげれば、赤ちゃんは必要なときに必要な回数だけ食事をします。
赤ちゃんが空腹になると、頭を回して口を胸に開く「ルーティング」を始めることがあります(UNICEF UK nd)。 また、吸うような動作をしたり、手を口に持っていったりすることもあります(UNICEF UK nd)。
これらの空腹のサインを見つけたら、すぐに哺乳瓶を与えましょう。 食べ物を求めて泣くまで待つよりも、簡単に食べさせることができます(UNICEF UK nd)。 赤ちゃんの哺乳の合図に反応することで、あなたにとっても赤ちゃんにとっても、授乳がずっと楽になります。
授乳中は、赤ちゃんが十分な量を食べたことを示すサイン、たとえば、動きが鈍くなったり、休んだりしないかどうかを見守りましょう。

粉ミルクの量はどれくらい?

母乳を飲まず、まだ固形物を食べていない赤ちゃんには、粉ミルクを与える量の目安があります。
赤ちゃんは生後3ヶ月頃まで、体重1kgあたり150ml~200mlの粉ミルクを毎日欲しがります(NHS 2015, UNICEF UK nd)。 つまり、体重が3kgの赤ちゃんなら、24時間で450mlから600mlの粉ミルクがあれば空腹を満たせることになります。 1日に8回の授乳がある場合、1回の授乳で約55ml~75mlの粉ミルクを飲むことになります。 赤ちゃんが成長するにつれて、粉ミルクの量は増えますが、強さは変わりません。 ですから、粉ミルクと水の割合は同じにし、哺乳瓶に入れる粉ミルクの量を増やしましょう(NHMRC 2012)。
これらの量はあくまでも目安であることを忘れないようにしましょう。 あなたの食欲が食事ごとに異なるように、赤ちゃんも毎回まったく同じ量を飲むわけではありません(UNICEF UK nd)。

赤ちゃんが成長すると、ミルクはどう変わるのでしょうか?

赤ちゃんが必要とするミルクの量は、体重だけでなく月齢によっても異なります。 また、母乳育児をしている場合は、もちろん飲む量は少なくなります(混合育児)。

  • 最初の4日間は、体重1kgにつき30ml~60mlの粉ミルクを8回に分けて与えましょう(NHMRC 2012)。 体重が3kgの赤ちゃんなら、最初の24時間で約90ml~180mlの粉ミルクが必要になります。 そのため、1回の授乳で約10ml~25mlの粉ミルクを与えてください。
  • 徐々に与える量を増やしていきましょう。 最初の1週間が終わるころには、体重1kgあたり約150mlを24時間ごとに飲むようになりますが、その後数週間は少し増えるかもしれません(NHMRC 2012)。 おなかが大きくなり、1回に飲むミルクの量が増えてくると、1日に5~6本のミルクを飲むリズムが定着してくるかもしれません。 未熟児を含む一部の赤ちゃんは、1日に1kgあたり200mlのミルクを必要とするため、1回の授乳量が多くなったり、授乳回数が増えたりします。 赤ちゃんがミルクを欲しがると、すぐにミルクを飲み終えて、おかわりを探し回るので、すぐにわかるでしょう。
  • 6ヶ月頃に固形物を与え始めると、1日の粉ミルクの摂取量は徐々に減り、1日1kgあたり約100mlになるでしょう(NHMRC 2012)。 7252>
  • 離乳食が完全に定着すると、体重にもよりますが、さまざまな食事とともに毎日約600mlの粉ミルクが必要になります(Crawley and Westland 2016)。 生後10~12カ月になると、固形食が主なエネルギー源となり、1日約400mlに減ります。 しかし、赤ちゃんはみんな違います。 この量を欲しがらなくとも、天然ヨーグルト、カスタード、ライスプディングなどの乳製品をいつでも与えることができますので、心配しないでください。
  • 1歳になったら、粉ミルクから全脂肪牛乳に移行できます(NHS 2015, UNICEF UK nd)。 わからないときは、保健師や医師に相談しましょう。

    いつから離乳食に切り替えますか?

    6ヵ月頃から離乳食を始めると、必要な栄養素をすべて摂取できるほど、さまざまな食品を食べられなくなります。 そこで、1歳までは粉ミルクを与え続けることが大切です。
    1歳になるころには、ほとんどの栄養素を固形食から摂取できるようになりますので、粉ミルクを与えるのをやめてもかまいません。 お子さんが健康でよく食べている場合、幼児用や成長期の粉ミルクに利点があるという証拠はありませんし(NHMRC 2012)、長期的にはむしろ健康に悪いかもしれません(Crawley and Westland 2016)。

    粉ミルクの詳細

    • 赤ちゃんが十分に粉ミルクを飲んでいるかどうかを見分ける方法
    • 母乳と哺乳瓶を併用する方法をご紹介しています。
    • 赤ちゃんが落ち着かないようであれば、別の粉ミルクを試したほうがいいのか読んでみましょう。
    • 粉ミルクを与える頻度について学んでみましょう。
    • 赤ちゃんの眠りを助けるために哺乳瓶にシリアルを加えたほうがいいか、専門家の意見を見てみましょう。
    Crawley C, Westland S. 2016年. 英国における乳児用ミルク。 医療従事者のための実用的なガイド。 First Steps Nutrition Trust. www.firststepsnutrition.org
    NHMRC. 2012. 乳児栄養ガイドライン. 国立保健医療研究審議会(National Health and Medical Research Council). キャンベラ:NHMRC。www.eatforhealth.gov.au
    NHS. 2015. Guide to bottle feeding. NHS, Start4Life. www.unicef.org.uk
    UNICEF UK. nd. A guide to infant formula for parents who are bottle feeding. UNICEF UK, Baby Friendly Initiative. www.unicef.org.uk

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