保存した母乳を冷やす
搾乳の成果で、冷蔵庫や冷凍庫に母乳が溜まっていることがありますよね。 でも、母乳を安全に温めて、赤ちゃんが飲みたくなるようにするにはどうしたらよいのでしょうか。
母乳を温めてはいけない方法
母乳を温める方法
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レンジでチンしようと思っても、すぐにやめてしまいましょう。 電子レンジは加熱ムラがあることで有名です。 哺乳瓶に入れたミルクをかき混ぜたとしても、熱い部分ができてしまい、赤ちゃんのデリケートな口をやけどしてしまう可能性があります。 さらに、電子レンジは母乳に含まれる免疫力を高める成分を奪ってしまうので、大切な栄養素を逃してしまいます。
コンロで直接温めるのも、避けたほうがよい方法です。 コンロのバーナーに直接水を張った鍋にミルクを入れると、簡単に加熱しすぎてしまいます。
牛乳は温めないといけないの?
母乳は冷蔵庫から出してそのまま飲ませることができます。 冷えた母乳を与えてもまったく問題ありません。 しかし、赤ちゃんによっては、もう少し温かい母乳を好む子もいます。 常温の母乳で満足できる赤ちゃんもいれば、数度温かい母乳が好きな赤ちゃんもいます。 哺乳瓶に入れるミルクは、冷たいものと常温のものとを試してみてください。 赤ちゃんが嫌がらないようであれば、ミルクを温める手間を省くことができます。
冷蔵のミルクを温める
母乳育児から哺乳瓶育児に切り替える方法& 前へ
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冷蔵庫から直接母乳が入った瓶を小さな子が嫌がったら、少しの水で軽く温めるとよいでしょう。 ボウルにぬるま湯を入れます。 密封した保存袋や哺乳瓶をボウルに入れ、20分ほど放置します。 必要に応じてぬるま湯を足してください。 哺乳瓶保温器を使って、ミルクを魅力的な温度にするのも安全です。 牛乳が温まったら、瓶を軽く振って、保存中に分離する可能性のある油脂を混ぜ合わせます。
冷凍した母乳を解凍する
余った母乳は冷凍庫で6ヶ月ほど安全に保存できます。 別に冷凍庫がある場合は12ヶ月でも大丈夫ですが、6ヶ月までがベストです。
冷凍した母乳を出すときは、温める前に解凍する必要があります。 解凍は冷蔵庫に入れて、徐々に液体に戻すのが一番安全です。 少量の母乳であれば、冷蔵庫で12時間程度で解凍できます。 夜、冷凍庫から冷蔵庫に入れ替えると、翌日には解凍された母乳が使えるようになります。 完全に解凍されたら、24時間以内に使いましょう。 冷蔵庫解凍の方法には12時間も待てない? ぬるま湯で解凍するのも効果的です。 容器を流水にあて、最初は冷たい水から始め、徐々にぬるくしていきます。 解凍したら、もう少しぬるま湯につけておくと、希望の授乳温度になります。
母乳の温度テスト
母乳が適温かどうかは、どのように判断すればよいのでしょうか。 昔からの手首にミルクをつけるという方法は、現在でも有効です。 哺乳瓶をくるくる回して熱を均等に分散させた後、手首の内側の部分に数滴垂らします。 熱いと感じたら、それは赤ちゃんの口には熱すぎるということです。 冷たいと感じたら、ぬるま湯を入れた新しいボウルに戻して、少し温度を上げるとよいでしょう
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