歯が生えるについて
歯が生える時期は、すべての赤ちゃんが同じではありません。
通常、6ヵ月ごろから歯が生え始め、2~3歳までに20本(両あごで10本)すべての乳歯が生えてきます。
ただし、生える時期が違っても心配はいりません。
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歯の症状
赤ちゃんは歯が歯肉から抜けるときに不快感を感じることがよくあります。 一般的な兆候や症状は次のとおりです。
- いつもより泣く
- 歯ぐきが赤く腫れる
- 頬が赤くなる
- 不機嫌で落ち着かない
- いつもより食べられない
- おもちゃをたくさんしゃぶるおもちゃをよく口にする
- おむつの汚れが増える
- 体温が少し上がるが、歯が生えることで発熱(38℃以上)することはない
- 耳を引っ張る
- よだれ
いつもより泣いている いつもより泣き止まない いつもより泣いていない。
これらの症状は必ずしも歯と関係がないことも考えられます。 これらの症状は、必ずしも歯が生えることと関係があるわけではなく、赤ちゃんの発達の正常な一部である可能性があります。 しかし、病気のサインである可能性もあります。
不快感を和らげるヒント
- 手を洗い、赤ちゃんの歯ぐきをやさしくさする。
- 冷えた(凍らない)歯がためリング、人形、ぬれたフェイスクロスやスプーンを与える。
- 無糖ラスクなど固くて吸える物を与える。
- 年長の子どもには、あまり噛む必要がないように、しばらくの間、柔らかい食べ物を与えます。
避けるべきもの
- 歯固めジェルは、飲みすぎると赤ちゃんを傷つけることがあります。
- アンバーの歯固めビーズは、ばらけて赤ちゃんが喉に詰まったりすることがあるからです。
- ホメオパシーの歯がため錠剤。これらは、いくつかの赤ちゃんの死亡に関連しているので。 湿らせたぞうきんやガーゼで、毎日2~3回やさしく拭いてあげましょう。
歯が生え始めたら、1日2回のお手入れを習慣にしましょう。 湿らせた布巾やガーゼを指に巻き、歯を拭きます。
赤ちゃんの頭を手で包み、口の中が見えるようにします。 柔らかい円を描くように、歯をきれいにします。 歯の表と裏、歯ぐきもきれいにしましょう。
赤ちゃんが許してくれたら、やわらかい歯ブラシと水を使い始めます。 18ヵ月までは、歯磨き粉は使わないでください。 幼児は、フッ素の少ない子供用歯磨き粉を小豆大の量で使うことができます。
甘い飲み物を避け、哺乳瓶で寝かせないようにして、赤ちゃんの新しい歯を虫歯から守ることが大切です。
歯医者に行くタイミング
最初の歯が生えたとき、または12カ月ごろのどちらか早いほうに、歯医者に初めて行くことを計画するとよいでしょう。 歯科医とそのチームは、赤ちゃんや幼児の扱いに慣れています。
歯科医は病歴をすべて聞き、歯の生え方、歯磨き、虫歯の予防法、赤ちゃんの歯によい栄養、けがや親指しゃぶりなどの習慣による問題の予防法についてアドバイスします。
より詳しい情報やアドバイスについては、Pregnancy, Birth and Baby (1800 882 436)に電話して、母子保健担当の看護師に相談してください。