成人の外傷性脳損傷者におけるロンドン塔-ドレクセル大学第2版(TOLDX)の使用

成人の外傷性脳損傷による認知機能への影響評価において本手法の有効性を検討するためにロンドン塔-ドレクセル大学第2版(TOL(DX))を使用し、調査を実施した。 TOL(DX)は,軽度から重度の外傷性脳損傷(sTBI)を合併した56名,合併症を伴わない軽度外傷性脳損傷(mTBI)68名,人口統計学的にマッチさせた124名の健常対照者において,その成績を比較した. TOL(DX)の指標である実行時間(ET)と使用手数(TMS)は、両TBI群とも対照群より悪かったが、TMSではsTBI患者のみがより障害を受けていた(すなわち、平均より1.5SD以上低い成績であった)。 TMSの成績が悪いほど、昏睡の長さが長くなることと関連していた。 TOL(DX)は、他の検査では捉えられないTBIにおける問題解決能力の欠損を補完的に測定することができるかもしれない。

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