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著者紹介 R. Michael Bagby, James D. A. Parker and Graeme J. Taylor
TASは20項目の尺度で、アレキシサイミアの尺度として最もよく使われるものの一つである。 TAS-20には3つの下位尺度がある。
-Difficulty Describing Feelings下位尺度は,感情を記述することの難しさを測定するために用いられる。 5項目-2, 4, 11, 12, 17。
-感情の識別の困難さ下位尺度は、感情の識別の困難さを測定するために使用される。 7項目 – 1, 3, 6, 7, 9, 13, 14.
– 外向的思考下位尺度は,個人の注意を外向的に集中させる傾向を測定するために使用される。 8項目-5、8、10、15、16、18、19、20.
採点。 TAS-20は20項目からなる自己報告式の尺度である。 項目は5段階のリッカート尺度で評価され,1=強く反対,5=強く賛成とする。 項目は5つあり、4,5,10,18,19の項目はネガティブ・キーとなっている。 アレキシサイミアの総得点は20項目すべてに対する回答の合計であり、各副尺度の得点はその副尺度に対する回答の合計である。 TAS-20では、51点以下=非アレキシサイミア、61点以上=アレキシサイミアというカットオフスコアが用いられている。 52から60のスコアは、アレキシサイミアの可能性がある。
信頼性。 内的一貫性(Cronbach’s alpha = .81)とテスト-リテスト信頼性(.77, p<.01)が良好であることを実証する。 妥当性。 TAS-20を用いた研究では,収束的妥当性,並行的妥当性が十分な水準で示されている。 3因子構造は,アレキシサイミアの構成概念と理論的に一致することが明らかにされた。 また,臨床・非臨床の集団において安定的で再現可能であることが確認されている。 Bagby, R. M., Parker, J. D. A. & Taylor, G. J. (1994). 20項目のトロント・アレキシサイミア・スケール-I. 項目選択と因子構造のクロスバリデーション。 ジャーナル・オブ・サイコソマティック・リサーチ、38、23-32.” Ciarrochi, J. & Bilich, L. (2006)より引用した情報です。 ACTに関連する可能性のあるプロセス測定法。 未発表原稿、ウーロンゴン大学、オーストラリア.
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